大きい映画館での各セクションの業務内容

私が働いていた映画館は比較的大きく、業務内容も多岐に渡る為、各業務ごとにセクションが分かれていました。
私が働いていた映画館では、主に4つのセクションに分かれており、チケットを受付で販売する『ボックス』、パンフレットや映画に関係するグッズを販売する『ストア』、
劇場内での案内係やチケットもぎりをする『フロア』、ポップコーンやドリンクなどの飲食を販売する『コンセッション』がありました。

この中で私が所属していたのが『コンセッション』、通称コンセです。他のセクションへヘルプへ行くことも何度かありました。
私が所属していたコンセッション、繁忙期はとにかく忙しく、ヘルプ要請率が他のセクションに比べて圧倒的に高かったです。
平日の昼間などは比較的どのセクションも暇ですが、休日祝日の他、GWや夏休み、年末年始などの長期休暇は猫の手も借りたいほど忙しかったです。

私が体験した中で特にひどかったのはGW。私は主に早朝の立ち上げから仕事をしていたのですが、オープンしたその瞬間からレジの前は長蛇の列に。
レジが8個あっても、いつまでたってもお客さんは減ることがなく、もはや流れ作業に……。
コンセは全セクションの内、最も従業員数が多いにも関わらず、平日であっても突発的に混むことが多々あるため、
他のセクションの人は十中八九ヘルプに向かわされる為、コンセの業務を覚えなければ研修を抜けることが出来ません。
逆に、コンセは他のセクションにヘルプを出せる余裕などほぼ無いため、コンセ業務しか出来ない人も多かったです。

また、他にもコンセが急激に混む時期があります。それは、人気アニメのコラボセットが出た時です。
お客さんはこれを求め、中にはほんの少しでもへこんでいたり傷がついていたりすると「取り替えて欲しい」と言って来るお客さんもいて、対応が大変でした。
映画が始まる直前に買いに来る方もいて、「もっと早くしてよ」と急かされることも度々ありました。
それならコンセなんて寄らずに早く劇場内に入ればいいのに、と内心では思っていました。

コンセは混んでいると、従業員たちは皆目の回るような忙しさに殺気立ってしまいますが、程よい混み具合であれば、メニューを作るのは慣れると比較的楽しいです。
それから、大勢のお客さんをさばいた後のやり切った感はある意味爽快です。
長蛇の列が無くなると、ほっとしますし、「あー、仕事したなぁ」と言う感じになります。

それから、私が体験したもう一つのセクションはボックスです。ここは有人レジが2つと、お客様が自分で席を選んでチケットを買うセルフレジが4つほどありました。
コンセほど混むことはありませんが、レジが複雑で覚えることはかなり多かったです。
映画館の仕組み全般、料金表、株主優待の方のレジの打ち方、新規会員のカード発行の際の説明、割引率、ポイント制度、等々。
コンセと違い、単純作業ではないため、コンセとはまた違う大変さがありました。とにかく、喋る量が多いです。接客が好きな人には向いているかもしれません。

ボックスも、慣れてしまえば言うことは全て決まっているので、スムーズに対応出来た時は爽快です。
お客様と接する時間が長く説明なども多いので、「ありがとうね」とお礼を言ってくれる方が多く、自分も嬉しかったです。

映画館はどのセクションに所属しても大変ですが、私がいた映画館では従業員同士の結束力が強く皆仲が良かったです。
暇なときに同じ職場の人とお話するのも楽しさの一つです。
基本的に夕方以降はいつでも混んでいることが多いので、接客が好き、忙しい方がいい、という方にはうってつけの仕事です。